直交格子型道路網都市における斜線道路の距離短縮効果について

書誌事項

タイトル別名
  • On the Effect of Installation of Diagonal Roads in a City with Rectangular Lattice System
  • 直交格子型道路網都市における斜線道路の距離短縮効果について--斜線型道路網における距離分布・流動量分布の分析
  • チョッコウ コウシガタ ドウロモウ トシ ニ オケル シャセン ドウロ ノ キョリ タンシュク コウカ ニ ツイテ シャセンガタ ドウロモウ ニ オケル キョリ ブンプ リュウドウリョウ ブンプ ノ ブンセキ
  • 斜線型道路網における距離分布・流動量分布の分析
  • Considering the Relationship Between Prefectures and Local Authorities

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説明

本論文では,ワシントンD.C.やデトロイト,インディアナポリス,バルセロナ,我が国では帯広などに例を見る斜線型道路網の斜線道路の効果を論じるために,四方向距離および斜線距離の距離分布および流動量分布を求めた.その結果,直交距離から斜線距離への移行は,平均距離の意味で,四方向距離の平均には及ばないものの大きな短縮となり,高々2本の斜線が平均距離にもたらす効果は大きいこと,そして,斜線距離の距離分布で見ると,直交距離の分布の持つ長い裾野が斜線により短絡されて消えることにより,平均距離を大きく減少することができることを明らかにした.また,流動量分布を導出することにより,直交格子型斜線道路の導入は,中心部の流動量には影響しないものの,直交格子型道路網上のおよそ1/3を斜線道路に吸収させて,他の領域の流動量を減少させることができることが明らかとなった.

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 41.2 (0), 57-64, 2006

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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