1960年-2000年の全国高速交通網の整備に伴う二酸化炭素排出量の変化に関する分析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Change in CO2 Emission due to Improvement of High Mobility Networks in Japan from 1960 to 2000
  • 1960ネン 2000ネン ノ ゼンコク コウソク コウツウモウ ノ セイビ ニ トモナウ ニサンカ タンソ ハイシュツリョウ ノ ヘンカ ニ カンスル ブンセキ

この論文をさがす

抄録

現在、我が国は急速な人口減少、少子高齢化時代を迎えている。それに伴って、国土基盤への投資環境が厳しくなる中、量的ではなく質的でより効率的な高速交通体系の整備が必要とされている。また、平成19年度の「国土交通白書2)」では、運輸部門における地球温暖化の緩和に向けた課題も挙げられており、交通体系による環境負荷は決して無視できない。これらのことから、今後、高速交通体系の整備を推進していく上で、利用者の利便性や快適性などの生活の質を確保しつつ、地球環境にやさしい交通体系に変えていく視点をもち、環境負荷の低減を推進していく取り組みを行っていくことが重要であると考えられる。そこで本研究は、交通機関を利用した移動による環境負荷に着目し、1960年から2000年までの40年間を対象とし、航空、鉄道、道路の各ネットワークにおける二酸炭素排出量の変化およびその整備の変遷と排出量の変化の関係について調査分析し、我が国のマクロな情報を提供した。今後の議論に役立つことを期待している。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 44.3 (0), 607-612, 2009

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ