明治初期と現代における地上付近の熱・風環境を規定する要因の変化に関する研究

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タイトル別名
  • A Study on the change of factors effecting on the thermal and wind environment between Meiji period and today
  • 明治初期と現代における地上付近の熱・風環境を規定する要因の変化に関する研究 : 東京都心部を対象として
  • メイジ ショキ ト ゲンダイ ニ オケル チ ジョウフキン ノ ネツ ・ カゼ カンキョウ オ キテイ スル ヨウイン ノ ヘンカ ニ カンスル ケンキュウ : トウキョウ トシンブ オ タイショウ ト シテ
  • A Case Study of Central Tokyo Metropolitan Area
  • 東京都心部を対象として

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抄録

本研究では、地上付近の熱・風環境に影響する要因について、(1)単位内部の要因(微地形・土地被覆・人工排熱)、(2)水平方向からの移流効果、(3)上空との熱交換の三つの異なる空間階層的観点から指標を設定し、統計的に有意な指標を得た。さらに、明治初期から現代における都市化の前後での変化要因を考察した。明治16年には、微地形と土地被覆が風速・気温を規定する要因として最も支配的であったが、平成18年には全域で弱風化・高温化が進む中でも、超高層建築の分布に応じた乱流構造が広範囲に渡って影響し、地上付近の気温にも影響することが明らかとなった。今後はこれらの指標により多層的な要因の評価図を作成し、重ね合わせ、即地的かつ統合的な対策指針図へと展開を図ることが可能となると考えられる。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 49 (3), 225-230, 2014

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (1)*注記

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