新規参入格安航空会社の国内線就航路線網に関する数理的分析

書誌事項

タイトル別名
  • A Mathematical Analysis of Domestic Airline Networks for New Low Cost Carrier Company
  • 新規参入格安航空会社の国内線就航路線網に関する数理的分析 : 複数ハブ空港を考慮した路線網・便数・機材数の同時決定モデル
  • シンキ サンニュウ カクヤス コウクウ ガイシャ ノ コクナイセン シュウコウ ロセンモウ ニ カンスル スウリテキ ブンセキ : フクスウ ハブ クウコウ オ コウリョ シタ ロセンモウ ・ ビンスウ ・ キザイスウ ノ ドウジ ケッテイ モデル
  • Determining the Optimal Network, Flight Volumes and the Number of Crafts with Respect to Multiple Hub Airports
  • 複数ハブ空港を考慮した路線網・便数・機材数の同時決定モデル

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説明

近年,格安航空会社(LCC)と呼ばれ,効率化の向上によって低価格かつサービスが簡素化されるかわりに低い航空運賃を提供する航空会社が出現し,交通手段の選択肢が増えてきている.LCCが日本に登場してからは,今までは高額な料金を払う必要があった遠い場所に気軽に行けるようになった.しかし,従来のレガシーキャリアには存在しないデメリットもいくつか存在する.LCCのビジネスモデルが確立していく中で,LCC自体の知名度は高まってきてはいるものの,安全性への不安,使用する空港の遠さ,運航時間のイレギュラーさ,便数の少なさなどから,利用する人が決して多いわけではなく,運営に苦労する会社も少なくない.新規LCCの設立に当たっては,どこに路線を就航させるかが航空会社の成否のカギを握ることは言うまでもない.以上のような背景から,本研究では,国内線へと新規参入するLCC会社に焦点を当て,その利益を最大化し得る就航路線網を導出することを目的とする.具体的には,LCCが多く採用している路線網方式としてハブ・スポーク方式8)を想定し,複数のハブ空港を考慮した路線網,便数,そして機材数の同時決定モデルを提案する.

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 49 (3), 981-986, 2014

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (7)*注記

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