修正ハフモデルによる自転車商圏の区画方法

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Modified Huff's Model to Zoning Shopping District's Sphere Where Shoppers by Bicycle Come Out
  • 修正ハフモデルによる自転車商圏の区画方法--熊本市都心商店街への適用例
  • シュウセイ ハフ モデル ニ ヨル ジテンシャ ショウケン ノ クカク ホウホウ クマモトシ トシン ショウテンガイ エノ テキヨウ レイ
  • 熊本市都心商店街への適用例
  • A Case Study of Downtown Shopping District in Kumamoto City

この論文をさがす

説明

駐輪場計画においてまず必要となる知見は、自転車来客が発生する圏域の空間的構造であろう。自転車商圏の形と広さが判明すれば、それを基に駐輪場の空間計画を的確に行うことができる。そこで本稿は熊本市の都心商店街をケーススタディとして、修正ハフモデルに基づき、自転車商圏の境界線を区画するための計算式を考察し、実際の発生地点分布と照合することにより計算式の妥当性を検討するものである。調査対象を商店街来客頻度が高い主婦とした。まず、自転車来客の基本的性質を明らかにした。得られた主な知見として、主婦の自転車来客には、所要時間を判断基準にして「速い」から自転車を選んでいる群が多いものの、時間面では不利なことを知りつつ「健康に良い」などの理由であえて自転車を選ぶ群も存在する。また、都心商店街の場合、自転車商圏の最遠地点(体力限界)は6kmに設定できる。修正ハフモデルから式Aを求め、都心商圏と他の3商圏との境界線を地図上に描いたところ、実態分布とほぼ適合する結果が得られた。自転車商圏の形や広さを区画する上で、式Aは実用性を持つであろうと思われる。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 42.3 (0), 589-594, 2007

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ