早期の皮膚生検が診断の一助となったCrohn病の1例

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  • CUTANEOUS CROHN'S DISEASE WITH ISOLATED COLONIC INVOLVEMENT DIAGNOSED IN THE EARLY PHASE ON SKIN BIOPSY

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抄録

28歳女性.主訴は発熱,下痢で両下肢に有痛性結節性の紅斑を認めた.大腸内視鏡では横行結腸を中心に浅い縦走潰瘍を認めた.生検では陰窩膿瘍を伴う高度の炎症細胞浸潤がみられ,炎症性腸疾患の像であったが,肉芽腫性病変はなくCrohn病の確定診断に至らなかった.一方,足背の皮膚生検では皮下脂肪織に類上皮肉芽腫を認め,Crohn病の診断を支持する所見であった.Crohn病を疑い皮膚症状を伴った場合,早期の皮膚生検が診断に有用である.

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