内視鏡下に切開・拡張術を施行した直腸癌術後吻合部完全閉塞の1例

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  • SUCCESSFUL TREATMENT OF A RECTAL ANASTOMOTIC COMPLETE OBSTRUCTION BY ENDOSCOPIC INCISION AND DILATATION

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症例は71歳の男性.直腸癌に対し低位前方切除術を施行し経過観察中,吻合部の完全狭窄,閉塞を認め当科に紹介となる.患者の希望により,十分なインフォームドコンセントのもと内視鏡治療を施行した.針状ナイフで瘢痕部を切開し口側への交通を得た後,順次バルン拡張術を行った.吻合部狭窄は直腸癌の術後合併症としてよく知られているが,完全閉塞は極めてまれである.今回,内視鏡下に完全閉塞の解除に成功し回腸瘻の閉鎖も可能となり患者のQOLの改善を得た.

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