内視鏡で経時変化を観察しえた非閉塞性腸間膜虚血症の1例

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  • ENDOSCOPIC OBSERVATION OF A CASE OF NON-OCCLUSIVE MESENTERIC ISCHEMIA OVER TIME

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抄録

症例は60歳台,男性.血液透析中の血圧低下後に出現した腹痛を主訴に当院を受診した.下部消化管内視鏡検査では全結腸にわたり非連続性に縦走潰瘍を認め,潰瘍辺縁には敷石状結節を伴っていた.抗生剤投与,5-ASAの内服,栄養療法等行ったが十分な症状の改善は得られなかった.その後の下部消化管内視鏡検査,消化管造影検査にて回腸末端とS状結腸に狭窄を認めたため手術を施行した.切除標本の病理組織学的所見などから透析中の血圧低下に起因した非閉塞性腸間膜虚血症と診断した.

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