ユズリハの果皮から得られた新アントシアニン “ダフニフィリン” について

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書誌事項

タイトル別名
  • Daphniphyllin, a New Anthocyanin Isolated from the Pericarp of <i>Daphniphyllum macropodum</i>
  • Daphniphyllin, a New Anthocyanin Isolated from the Pericarp of Daphniphyllum macropodum

抄録

暗紫色のユズリハの果実には4種類のアントシアニンが含まれており, 今回そのうちの1種が delphinidin, キシロース, グルコース各一分子から構成されていることを明らかにした. このような組成のアントシアニンはまだ文献に記載がないので, 植物の学名にちなんでこれをダフニフィリンと命名した. この物質について抽出, 精製, 結晶化, 化学的性質, 元素分析, 加水分解, 糖, アグリコン, 吸収曲線, Rf値などを調べた結果, これは delphinidin-3-xyloglucoside であることが確認された.

収録刊行物

  • 植物学雑誌

    植物学雑誌 77 (914), 277-282, 1964

    公益社団法人 日本植物学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679197432704
  • NII論文ID
    130004212837
  • DOI
    10.15281/jplantres1887.77.277
  • ISSN
    21853835
    0006808X
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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