黄色腫と併存し特異な形態を呈した食道胃接合部腺癌の1例

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  • UNIQUE APPEARANCE OF ADENOCARCINOMA OF THE ESOPHAGOGASTRIC JUNCTION ASSOCIATED WITH XANTHOMA

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説明

症例は73歳,男性.大腸癌の術前検査で行った上部消化管内視鏡検査で食道胃接合部に黄色腫を指摘された.15mm大で隆起が高く腫瘍性病変も疑い生検を行うも黄色腫の診断で,その後も経時的に生検を行ったが悪性の診断は得られなかった.3年後の内視鏡で施行したNBI拡大観察で悪性所見を認め生検でも腺癌と診断された.黄色腫を認めた場合でも典型的でなく腫瘍性病変の可能性を疑った場合には積極的にNBI併用拡大観察を行うことが有用であると考えられた.

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