高濃度ポリエチレングリコール腸管洗浄剤を用いた大腸内視鏡検査前処置の負担軽減

  • 吉田 直久
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 内藤 裕二
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 小木曽 聖
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 廣瀬 亮平
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 稲田 裕
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 半田 修
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 小西 英幸
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 八木 信明
    朝日大学歯学部附属村上記念病院 消化器内科
  • 柳澤 昭夫
    京都府立医科大学大学院 医学研究科人体病理学
  • 伊藤 義人
    京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学

書誌事項

タイトル別名
  • THE EFFICACY OF MOVIPREP AS A PREPARATION FOR COLONOSCOPIC EXAMINATION

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説明

【目的】大腸内視鏡検査における高濃度ポリエチレングリコール(PEG)であるモビプレップ®の服用量減少の検討を行った.【方法】対象患者は前日に検査食,ピコスルファートナトリウム20mlを,当日はモビプレップ®1L+水0.5Lを服用した.洗浄時間,内視鏡的洗浄度,服用前後の血液検査を検討した.なお従来PEG服用123名を比較対象とした.【結果】モビプレップ®投与111名において平均洗浄時間は165±53分であり従来PEGの192±72分に比し有意に短時間であった.良好な内視鏡的洗浄度が得られた割合は右側結腸で85.8%であった.血液検査で投与後血清Cl値の有意な低下を認めた.【結語】モビプレップ®は前日の検査食,緩下剤を併用することで服用量を減量しえた.

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