下腿浮腫を契機に発見された十二指腸瘻合併大腸粘液癌の1例

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  • A CASE OF MUCINOUS COLON CANCER ACCOMPANIED WITH A DUODENOCOLIC FISTULA DETECTED BY THE APPEARANCE OF LEG EDEMA

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抄録

症例は60歳の女性.下腿浮腫を主訴に当院を受診した.食欲旺盛であり明らかな腹部症状は認められなかった.精査の結果,巨大瘻孔を形成した大腸粘液癌十二指腸浸潤と診断し,大腸右半切除術+膵頭十二指腸切除術を行った.通常,進行大腸癌は腹部症状を契機に発見されることが多いが,本症例では食物が瘻孔を介し未消化で排泄されたための低栄養に起因した下腿浮腫が主訴の前面に出現していたと考えられる.

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