LC/MS/MSによる食品中のキノロン剤の同時定量
-
- 畑野 和広
- 福岡市保健環境研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Simultaneous Determination of Quinolones in Foods by LC/MS/MS
- LC MS MS ニ ヨル ショクヒン チュウ ノ キノロンザイ ノ ドウジ テイリョウ
この論文をさがす
抄録
LC/MS/MSによる食品中のキノロン剤(エノキサシン,オフロキサシン,シプロフロキサシン,ダノフロキサシン,ロメフロキサシン,エンロフロキサシンおよびサラフロキサシン)の同時定量法について検討した.LC条件はODSカラムを用いて移動相にIPCC-MS3を添加しアセトニトリル-水系でグラジエント分析した.イオン化はエレクトロスプレーイオン化法によりポジティブモードで行った.試料の前処理は 0.2% ギ酸アセトニトリルで抽出しC18カートリッジを用いて精製した.各薬剤を10 ng/g添加した場合の回収率はおおむね 60% 以上で,検出限界はエノキサシンおよびシプロフロキサシンが2 ng/g,その他の薬剤が1 ng/gであった.本法を用いて牛筋肉20検体,豚筋肉7検体,鶏筋肉9検体,牛乳16検体,エビ19検体およびウナギ蒲焼き20検体について分析した結果,ウナギ蒲焼き9検体からエンロフロキサシンおよびその代謝物であるシプロフロキサシンがともにそれぞれ痕跡量~34 ng/g,痕跡量~10 ng/g検出された.
収録刊行物
-
- 食品衛生学雑誌
-
食品衛生学雑誌 45 (5), 239-244, 2004
公益社団法人 日本食品衛生学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679200598784
-
- NII論文ID
- 10014277498
-
- NII書誌ID
- AN00117741
-
- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2cXpsFKntr8%3D
-
- ISSN
- 18821006
- 00156426
- http://id.crossref.org/issn/00156426
-
- NDL書誌ID
- 7139978
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可