パンフィリング中におけるマウスノロウイルスの生残性と加熱変性リゾチームを用いた不活化について

書誌事項

タイトル別名
  • Inactivating Effect of Heat-Denatured Lysozyme on Murine Norovirus in Bread Fillings

この論文をさがす

抄録

<p>本研究では,菓子パン等の材料であるフィリング中におけるノロウイルスの生残性と,近年抗ウイルス効果が見いだされた加熱変性リゾチームの有効性を検証した.小売店で購入したチョコレートクリームおよびマーマレードジャムにMurine norovirus-1 (MNV-1) を4.5 log PFU/g接種し,4℃で5日間保存したところ,MNV-1の感染価は5日間ほとんど減少しなかった.一方,加熱変性リゾチームをこれらフィリング中に1%添加することで,フィリングに接種したMNV-1は0.9~1.2 log PFU/g減少した.</p>

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 59 (2), 89-92, 2018-04-25

    公益社団法人 日本食品衛生学会

参考文献 (16)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ