山梨県産食品中の天然放射性核種(Pb-214, Bi-214)の濃度

書誌事項

タイトル別名
  • Concentration of Natural Radioactive Nuclide (Pb-214 and Bi-214) in Foods from Yamanashi
  • ヤマナシケンサン ショクヒン チュウ ノ テンネン ホウシャセイカクシュ(Pb-214, Bi-214)ノ ノウド

この論文をさがす

抄録

この調査では,農産品や地下水に存在するPb-214やBi-214の濃度状況や地域性,また,これらの濃度から計算される人への影響を求めることを目的とした。<br>地下水中のPb-214やBi-214の検出濃度は土壌岩石組成により説明することができた。この結果から,地下水は地質の影響を反映していることが確認された。農産物への移行は,土壌岩石組成や種類,生育環境等,様々な要因が複雑に関与しており,地質要因を基に検出濃度を推定することはできないと考えられた。<br>Pb-214やBi-214の検出濃度はいずれの試料も低く,年間の内部被ばくに対する影響は小さいと考えられる。

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 54 (2), 121-126, 2013

    公益社団法人 日本食品衛生学会

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ