麻痺性貝毒によって毒化したカキの缶詰加工による減毒

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タイトル別名
  • Reduction in Toxicity of PSP Infested Oysters during Canning Process
  • マヒセイ カイドク ニ ヨッテ ドクカシタ カキ ノ カンズメ カコウ ニヨル

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説明

麻痺性貝毒によって毒化したカキ (g当たり約17MUと約30MUのもの) を使用して広島県における商業的な製造方法に従って, 水煮缶詰とくん製油漬缶詰の2種類の缶詰を作成し, 各製造工程における毒力の変化とHPLCによる毒成分の変化を調べた. その結果, 水煮工程とレトルト処理工程のいずれにおいても大きく減毒し, いずれの缶詰も規制値以下になった. レトルト処理として115°45分又は50分と121°20分加熱について比較したが, 115°45分又は50分が減毒により有効であった. この減毒はゴニオトキシン1, 2, 3, 4が消失したためであった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 36 (3), 423-427_1, 1995

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (7)*注記

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