書誌事項
- タイトル別名
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- Serial Food Poisoning Outbreaks Caused by Norovirus-Contaminated Shredded Dried Laver Seaweed Provided at School Lunch, Tokyo, 2017
- ガッコウ キュウショク デ テイキョウ サレタ キザミノリ ニ ヨル ノロウイルス ショクチュウドク
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抄録
<p>2017年2月,東京都内で食中毒が4事例発生した.患者は10の学校にわたり,このうち7校および1校では,それぞれ別の共同調理場で調理された給食を提供されており,2校では自校で調理した給食を喫食していた.全事例に共通して提供されていたものは,同一業者が2016年12月に製造した刻みのりであった.喫食者4,209名のうち,1,193名(28.3%)が胃腸炎症状を呈し,リアルタイムRT-PCRによる検査の結果,4事例の患者265名中207名(78.1%)からノロウイルス(NoV)GIIが検出された.刻みのり31検体が検査に供されたが,このうち7検体(22.6%)がNoVGII陽性となった.刻みのり7検体と4事例に由来する患者20検体のNoV ORF1/2ジャンクション領域302塩基の配列は一致し,その遺伝子型はGII.17であった.また,次世代シークエンサーによる解析により,患者検体からほぼ全長(7,420塩基)のNoV塩基配列が得られたが,同株は系統樹解析でHu/GII/JP/2015/GII.P17_GII.17/Kawasaki308株と同じクラスターに属した.これらの結果から,今回の4事例は同一刻みのりを感染源としたNoVGII.17によるものであると断定された.刻みのり検体の水分活性は0.119~0.129であり,NoVは乾燥状態でも2か月間は感染性を失わないことが疫学的に示された.本事例の解決を発端として,刻みのりが関連したNoVGII.17による大規模なdiffuse outbreakの国内発生が明らかとなった.</p>
収録刊行物
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- 食品衛生学雑誌
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食品衛生学雑誌 58 (6), 260-267, 2017
公益社団法人 日本食品衛生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679204935296
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- NII論文ID
- 130006287935
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- NII書誌ID
- AN00117741
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- ISSN
- 18821006
- 00156426
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- NDL書誌ID
- 028771212
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- PubMed
- 29311445
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可