花穂整形方法を異にするブドウ‘藤稔’の摘心と環状剥皮が果粒肥大,品質に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Flower Thinning, Timing of Shoot Pinching and Girdling on Berry Enlargement and Quality of ‘Fujiminori’ Grapes
  • カスイ セイケイ ホウホウ オ イ ニ スル ブドウ'フジ ミノル'ノ テキシン ト カンジョウハクヒ ガ カリュウ ヒダイ,ヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ
  • Effects of Flower Thinning, Timing of Shoot Pinching and Girdling on Berry Enlargement and Quality of ‘Fujiminori’ Grapes

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抄録

花穂の整形位置を異にするブドウ‘藤稔’を用い,新梢の早期摘心と満開13日後および31日後の亜主枝基部への環状剥皮が果粒肥大や果実品質に及ぼす影響を検討した.環状剥皮は,花穂の整形位置を異にするいずれの果房も満開13日後剥皮で果粒肥大を高め,重い果房になった.また,満開31日後剥皮は糖度を高めた.一方,新梢摘心は,いずれの果房も房先摘心による果粒肥大促進等の効果は認められなかった.これらの結果から,花穂の整形位置を異にする‘藤稔’では,いずれの果房も満開約2週間後の環状剥皮処理で果粒肥大が促進されたことから,大粒果作出の安定した生産技術になることが示唆された.

収録刊行物

  • 農作業研究

    農作業研究 51 (3), 101-107, 2016

    日本農作業学会

参考文献 (2)*注記

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