国際寄生虫戦略と地理学との関わり

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タイトル別名
  • コクサイ キセイチュウ センリャク ト チリガク ト ノ カカワリ 21セイキ エ ノ テンボウ
  • 21世紀への展望

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抄録

有史以来, 世界規模で普偏的に分布し, またある時は特定の環境にのみ偏在的に分布して, 人類に多大な影響を及ぼす疾患として, 寄生虫症が挙げられる。1997年主要国首脳会議で議題として取り上げられて以来寄生虫症は俄かに国際舞台で注目され, 寄生虫学会や他の医学会のみでなく, WHOはじめ関連分野・団体を巻き込んで, その撲滅対策が論議されている。医学地理学の立場から寄生虫疾患の分布やその規定要因を国内外で調査し撲滅対策に関与してきた者として, 21世紀に向けて世界戦略にいかに協力できるかを, 特にGIS, GPS, リモートセンシングの立場から紹介した。

収録刊行物

  • 地学雑誌

    地学雑誌 108 (2), 193-196, 1999

    公益社団法人 東京地学協会

参考文献 (9)*注記

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