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- タイトル別名
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- Fission track geochronology of Itoshima Granodiorite and Sawara Granite in the Gokayama area, northern Kyushu : timing of Miocene to Pliocene hydrothermal activity in Cretaceous granitoids
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抄録
那珂川上流,五ヶ山地域の早良花崗岩中には,金探鉱跡(大野金探鉱跡,大川内金探鉱跡)が存在する.金探鉱跡周辺の花崗岩は熱水変質作用を被っている.この熱水変質は,イライトと黄鉄鉱の出現によって特徴付けられる.変質作用の最高温度は,流体包有物の分析から230〜280℃と見積もられている.花崗岩の冷却史と熱水変質作用の時期を明らかにするため,フィッショントラック(FT)年代測定を試みた.ジルコンFT年代とアパタイトFT年代は,それぞれ,83.1〜62.0Maと18.2〜3.8Maである.これらのFT年代とこれまでに報告されているRb-Sr年代をもとに,本地域の花崗岩の冷却史を検討した.変質帯から得られた若いアパタイトFT年代(6.3〜3.8Ma)は,中新世〜鮮新世に熱水活動が起こったことを示唆する.
収録刊行物
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- 地球科学
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地球科学 67 (5), 161-168, 2013
地学団体研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679211102976
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- NII論文ID
- 110009661267
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- NII書誌ID
- AN00141269
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- ISSN
- 21897212
- 03666611
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- NDL書誌ID
- 024930603
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可