フィリピン・ルソン島南部,ブルサン火山2006-2007年噴火による降下火山灰

書誌事項

タイトル別名
  • Fallout Tephras of the 2006-2007 Eruptions of the Bulusan Volcano, Southern Luzon, Philippines

抄録

 ルソン島南部のブルサン火山では,2006年に19回,2007年に7回の水蒸気噴火が発生した。それらの噴火によるテフラは,山頂火口の上空で西または南西方向に吹く卓越風に運ばれ,ソルソゴン半島の西部地域を覆った。いくつかのイベントでは,爆発地震が記録された。降下テフラの分布調査と試料採取ができた場合に,それらの噴出量の推計と構成物質の検討を行った。それぞれの降下テフラの体積は,得られた分布図から,およそ105 m3 の規模と推定された。火山灰の岩石記載的観察や蛍光X線分析では本質物質は検出されず,すべて水蒸気噴火によるものと結論づけられた。

収録刊行物

  • 地学雑誌

    地学雑誌 123 (5), 761-775, 2014

    公益社団法人 東京地学協会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (4)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679214835968
  • NII論文ID
    130004707034
  • DOI
    10.5026/jgeography.123.761
  • ISSN
    18840884
    0022135X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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