超広角レンズを用いたHRA2<sup>®</sup>での周辺網膜撮影用外部固視標の有用性

  • 山本 素士
    国立病院機構京都医療センター眼科 国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学教室
  • 武村 美智代
    国立病院機構京都医療センター眼科
  • 山藤 満
    国立病院機構京都医療センター眼科
  • 大門 彩香
    国立病院機構京都医療センター眼科
  • 加藤 慶
    国立病院機構京都医療センター眼科
  • 今井 大輔
    国立病院機構京都医療センター眼科
  • 横山 純子
    国立病院機構京都医療センター眼科
  • 津崎 こころ
    国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学教室
  • 坂根 直樹
    国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学教室
  • 喜多 美穂里
    国立病院機構京都医療センター眼科 国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Extra-fixation system of HRA2 With Ultra-wide-angle Lens in Peripheral Retina

この論文をさがす

説明

<p>【目的】糖尿病網膜症患者における超広角走査レーザー検眼鏡(UWF)を用いたフルオレセイン蛍光眼底造影撮影(FA)の際に、我々が新たに作成した外部固視標を用い、その有用性を検討した。</p><p>【対象及び方法】我々が作成した外部固視標を用いて周辺部までUWF FA撮影を行った糖尿病網膜症18人36眼における撮影面積と4方向視に要した時間を、口頭で誘導し撮影を行った18人36眼の対照群と比較検討した。外部固視標は、LED光と蓄光テープで作成し、患者の視角40度に設置した。</p><p>【結果】我々が独自作成した外部固視標を用いて撮影した面積は、平均2661692±453261ピクセルで、対照群の平均2102607±474800ピクセルよりも有意に広かった(p<0.05)。外部固視標を用いた撮影時間は、平均50±8秒で、対象群の平均79±36秒よりも有意に短かった(p<0.05)。</p><p>【結論】我々が独自に作成した外部固視標を用いたUWF FAは、短時間で網膜をより広範囲に撮影可能で、有用と思われた。</p>

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ