関東平野西縁に分布する飯能礫層下部層のテフラ層序と広域対比

書誌事項

タイトル別名
  • Tephrostratigraphy of the lower part of the Hanno Gravel, western part of the Kanto Plain, central Japan, and the correlation with some wide-spread tephras
  • カントウ ヘイヤ セイエン ニ ブンプ スル ハンノウレキソウ カブ ソウ ノ テフラソウ ジョ ト コウイキ タイヒ

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説明

東京都青梅市の多摩川河床に分布する飯能礫層下部層中に14層のテフラ層を見出し,下位よりCGS1〜CGS6テフラ層,TMD1〜TMD8テフラ層と命名・記載した.この内CGS2は層厚約1mのガラス質テフラ層であり,高麗丘陵のHaGと,毛呂山丘陵のSiGテフラ層と対比できることを明らかにした.また広域テフラ層との対比を検討し,推定される地質年代および層相,岩石学的特徴から,CGS2は鮮新世後期の広域テフラUN-MD2に対比され,その下位にあるCGS1は土生滝I-MT2-Arg-2に対比される可能性が高い.これら広域テフラの年代は約2.65Ma(UN-MD2),約2.9Ma(土生滝I-MT2-Arg-2)とされており,飯能礫層下部層の年代も2.9-2.65Ma前後と推定される.

収録刊行物

  • 地球科学

    地球科学 59 (6), 339-356, 2005

    地学団体研究会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (44)*注記

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