大分県大山町の鮮新-更新統小五馬層産のコイ科魚類咽頭歯化石

書誌事項

タイトル別名
  • Pharyngeal teeth of cyprinid fishes from Plio-Pleistocene Koitsuma Formation in Oita Prefecture, central Kyushu, Japan
  • オオイタケン オオヤママチ ノ センシン コウシントウ コイツマソウサン ノ コイカギョルイ イントウ ハカセキ

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説明

大分県大山町野瀬部に露出する小五馬層の泥岩層および凝灰質泥岩層からコイ科魚類咽頭歯化石163点を得た.これらの咽頭歯化石は,多い順に,コイ亜科,クセノキプリス亜科,タナゴ亜科,クルター亜科,ウグイ亜科であった.また,優占属は,フナ属Carassiusであった.この魚類相は,西日本における鮮新・更新世の典型的なものであり,魚類化石群集から推定される環境は,沿岸帯が発達した開けた湖である.

収録刊行物

  • 地球科学

    地球科学 55 (1), 3-10, 2001

    地学団体研究会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (14)*注記

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