房総半島中部金剛地付近の中・上部更新統

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タイトル別名
  • Stratigraphy of the Middle to Upper Pleistocene around Kongochi, Middle part of the Boso Peninsula, Chiba, Japan
  • ボウソウ ハントウ チュウブ コンゴウチ フキン ノ チュウ ジョウブ コウシントウ

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抄録

房総半島中部金剛地付近に分布する,中・上部更新統の上総層群・下総層群を火山灰に注目して層序学的研究を行った.今まで火山灰を用いた研究が行われていなかった地域を含む,詳細な地質図を作成した.調査地域に分布する上総層群・下総層群は北東-南西の走向を持ち,北西に緩く傾いている.各累層境界やテフラの標高からその傾きを求めると,4°から0.3°の範囲であり,上位層に向かって連続的に小さくなっている.また,調査地城東部の大沢付近では傾きが小さくなり,周辺と比べてやや盛り上がった構造を持つ.調査地域の下総層群の各累層関係は,基本的に整合関係である.例外的に,木下層は明らかに金剛地層から清川層までを不整合に覆っている.

収録刊行物

  • 地球科学

    地球科学 54 (1), 13-22, 2000

    地学団体研究会

参考文献 (34)*注記

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