培養神経細胞のシナプスを数える

書誌事項

タイトル別名
  • Assay system for synapse formation between primary cultured neurons
  • 実験技術 培養神経細胞のシナプスを数える--細胞内カルシウム濃度同時多点観察システムを用いるシナプス形成のアッセイシステム
  • ジッケン ギジュツ バイヨウ シンケイ サイボウ ノ シナプス オ カゾエル サイボウ ナイ カルシウム ノウド ドウジ タテン カンサツ システム オ モチイル シナプス ケイセイ ノ アッセイ システム
  • −細胞内カルシウム濃度同時多点観察システムを用いるシナプス形成のアッセイシステム

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抄録

学習·記憶などの脳の高次機能発現やアルツハイマー病などでの記憶障害においては,シナプスの可塑的変化が重要な役割を占める.我々は,カルシウム·イメージング法を用いて,ラット大脳皮質初代培養神経細胞中のシナプス数を定量的かつ簡便にアッセイする系を確立し,この系を用いてシナプス形成に関わる分子群の探索を行ってきた.その結果,MAP1B(微小管関連タンパク質1B)がシナプス形成時に特異的にリン酸化されることが判明した.さらに,このアッセイ系を,化学物質による甲状腺機能の攪乱作用の解析,フェロモン記憶形成に関わる副嗅球神経回路網の機能解析などに応用してきた.ここでは,その方法と応用例について詳しく述べる.<br>

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