書誌事項
- タイトル別名
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- Curing Behavior and Bonding Property of Tannin Alternatived Phenol-formaldehyde Resin
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説明
化石資源使用量の抑制と熱圧条件を緩和させることを目的として,アカシアの樹皮に多く含まれる天然物のミモザタンニンでフェノール樹脂(PF)中のフェノール(P)の一部を代替する木材用接着剤の合成を行った。熱機械分析(TMA)スプリング法を用いて合成したタンニン代替フェノール樹脂の硬化挙動を解析し,合板の接着性能との関連性を検討した。フェノールに対するホルムアルデヒドのモル比(F/P)1.2.1.4としたフェノール樹脂中のフェノールをミモザタンニンで30~50%代替することにより硬化温度を低くでき,合板の熱圧条件を緩和することができた。また,モル比1.4の樹脂の方がモル比1.2のそれよりも硬化温度が低い温度で硬化し,接着性能が発現することが判明した。
収録刊行物
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- Journal of The Adhesion Society of Japan
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Journal of The Adhesion Society of Japan 48 (8), 269-275, 2012
一般社団法人 日本接着学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679250648576
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- NII論文ID
- 130004568103
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC38XhsVamtrnJ
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- ISSN
- 21874816
- 09164812
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可