eEF2K/eEF2シグナルの循環器,腫瘍,神経系疾患における病態制御メカニズムと治療・創薬標的としての提案

DOI Web Site Web Site PubMed 参考文献38件 オープンアクセス
  • 亀島 聡
    北里大学大学院 獣医学系研究科 獣医薬理学研究室
  • 岡田 宗善
    北里大学大学院 獣医学系研究科 獣医薬理学研究室
  • 山脇 英之
    北里大学大学院 獣医学系研究科 獣医薬理学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Mechanisms of control of cardiovascular, tumorous and neuronal diseases by eEF2K/eEF2 signaling and suggestion of eEF2K/eEF2 as pharmacotherapeutic target
  • eEF2K/eEF2 シグナル ノ ジュンカンキ,シュヨウ,シンケイケイ シッカン ニ オケル ビョウタイ セイギョ メカニズム ト チリョウ ・ ソウヤク ヒョウテキ ト シテ ノ テイアン

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説明

<p>Eukaryotic elongation factor 2(eEF2)はタンパク質翻訳過程においてペプチド鎖伸長を促進的に制御しタンパク質合成を促進する.このeEF2の機能はeEF2 kinase(eEF2K)により特異的に調節されており,翻訳開始因子とともに大部分のタンパク質合成を制御している.近年,様々な疾患の病態機序におけるeEF2K/eEF2シグナルの役割が報告されており,このシグナル経路がタンパク質合成だけでなく炎症性反応,細胞死,神経成長にも影響を及ぼす可能性が示唆されている.今後,eEF2K/eEF2は循環器,腫瘍及び神経系疾患に対する治療・創薬標的となることが期待される.</p>

収録刊行物

  • 日本薬理学雑誌

    日本薬理学雑誌 149 (5), 194-199, 2017

    公益社団法人 日本薬理学会

参考文献 (38)*注記

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