大学図書館のボランティア導入の歩み -課題と展望-

書誌事項

タイトル別名
  • Progress of adopting volunteers at college and university libraries : some problems and prospects
  • ダイガク トショカン ノ ボランティア ドウニュウ ノ アユミ カダイ ト テンボウ

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説明

<p>わが国の大学図書館におけるボランティア導入の歩みを,1970年代以降の障害者サービス,1980年代以降の児童サービス,1990年代以降の図書館サービス,の三つに区分した。障害者サービスは業務委嘱による利用者福祉を,児童サービスはコミュニティ活動による地域共生を,図書館サービスは生涯学習による自己形成を,それぞれ志向するものである。これまでのボランティア導入について,大学図書館間における対応の落差,職員業務とボランティア活動との切り分けの不分明,大学図書館と一般市民との意識の乖離,の三つに問題点を整理した。今後の導入の方向を基礎づけるものとして,大学図書館に特徴的なボランティア活動の展開,学生ボランティアによるサービスラーニングヘの場の提供,ボランティア主導による図書館友の会の結成,の三つの動因を提示した。</p>

収録刊行物

  • 大学図書館研究

    大学図書館研究 62 (0), 1-12, 2001

    国公私立大学図書館協力委員会

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