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- 吉田 智彦
- 宇都宮大学農学部
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- Anas
- Badjadjaran Univ., Indonesia
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- Rosniawaty Santi
- Badjadjaran Univ., Indonesia
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- Setiamihardja Ridwan
- Badjadjaran Univ., Indonesia
書誌事項
- タイトル別名
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- Genetic Background of Indonesia Rice Germplasm and its Relationship to Agronomic Characteristics and Eating Quality
- 品質・加工 インドネシアのイネ品種の家系の特徴およびその農業形質や食味との関係
- ヒンシツ カコウ インドネシア ノ イネ ヒンシュ ノ カケイ ノ トクチョウ オヨビ ソノ ノウギョウ ケイシツ ヤ ショクミ ト ノ カンケイ
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説明
インドネシアのイネ品種は総祖先数が2000を超えるものがあり,家系が複雑になっていた.IRRI育成品種が大きな遺伝的背景を占めていた.最終の祖先である低脚烏尖,Cina,Latisail,Gampai,Tadukanの5品種で46.1%の寄与をしていた.栽培面積とIR64との近縁度から,総水田面積の50.6%はIR64の遺伝的背景を有すといえた.近縁度の値をもとにしたクラスター分析で,インドネシア品種は大きく5つに分類された.IR36, Peta, Cisadaneなどの近縁係数と収穫迄日数とは正の相関であった.IR64を遺伝的背景に持つと草丈が短くなった.CiapusやCisadaneの積極的な交配親としての利用を提唱した.IR8との近縁係数は千粒重と負の相関を有し,多収目標の育種での利用は有望と判断されず,IR8の組合せ能力は他の品種と異なっていると思われる.Sintanurの遺伝的背景を持つ品種は香りが良いと評価された.Kalimasの遺伝的背景は食味を低下させた.
収録刊行物
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- 日本作物学会紀事
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日本作物学会紀事 78 (3), 335-343, 2009
日本作物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679259439488
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- NII論文ID
- 10025945765
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- NII書誌ID
- AN00189888
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- ISSN
- 13490990
- 00111848
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- NDL書誌ID
- 10368427
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可