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  • Physiological Approaches for Increasing Soybean Yield Potential
  • ダイズ タシュウカ ノ セイリガクテキ アプローチ

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抄録

ダイズは, タンパク質や脂質に富むうえに, 種々の機能性成分を含むことから, 今後も世界的な需要の伸びが期待される.しかし, 20世紀後半, ダイズの主産地はアジアからアメリカ大陸に移り, インドを除いてアジアのダイズ生産は停滞している.わが国においては, 水田転換畑における主要作物としての栽培が多くなっているが, 収量は低くかつ年次変動が大きい.今後の需要増加に応えるためには, 単収の大幅な向上が必須である.本論文では, ダイズ多収化のための生理学的な研究の現状と今後の課題について述べる.多収化の重要な鍵となる生理的形質は, 受光態勢, 光合成能と乾物転換効率, 窒素固定能, 水分吸収能および花器の形成能などであり, これらに関する研究に焦点を当てる.

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参考文献 (121)*注記

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