我が国におけるキノアの栽培に関する作物学的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Agronomic Studies on Quinoa (<i>Chenopodium quinoa</i> Willd.) Cultivation in Japan
- 我が国におけるキノアの栽培に関する作物学的研究 : 開花期以降の昼・夜温がキノアの子実肥大に及ぼす影響
- ワガクニ ニ オケル キノア ノ サイバイ ニ カンスル サクモツガクテキ ケンキュウ : カイカキ イコウ ノ ヒル ・ ヤオン ガ キノア ノ シジツ ヒダイ ニ オヨボス エイキョウ
- —Effects of Day and Night Temperature After Flowering Time on Seed Thickening—
- -開花期以降の昼・夜温がキノアの子実肥大に及ぼす影響-
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抄録
起源地が異なるキノア2品種を人工気象室で栽培し,昼夜の気温が子実肥大に及ぼす影響を明らかにした.供試した品種はValleyタイプのAmarilla de Marangani(以下,AM)とSea levelタイプのNL-6である.両品種とも播種から開花始めまでは昼温25℃,夜温10℃,日長13時間で栽培し,開花始めに昼温を25℃,夜温を10℃(25/10℃区),15℃(25/15℃区),20℃(25/20℃区)の3段階に設定する区,および夜温を17℃,昼温を20℃(20/17℃区),25℃(25/17℃区),30℃(30/17℃区)の3段階に設定する区の合計6区を設けた.全ての区において,開花始め以降の日長は11時間とした.キノアの子実肥大に対して10℃から20℃の範囲では夜温の影響はなかったが,昼温が20℃から30℃の範囲では両品種とも低いほど子実肥大が促進された.その結果,昼温が20℃の時の1000粒重が最も大きくなったが,これは粒径に対する影響であり,粒厚に対しては影響が小さかった.昼温を20℃にするとValleyタイプのAMは1000粒重と粒数が増加し,昼温が20℃から30℃の範囲では昼温が20℃の時に子実重が最も大きかった.一方,Sea-levelのNL-6は昼温が低くなるほど粒数が減少し,子実重は昼温が30℃の時が最も大きかった.このことからAMとNL-6では子実肥大の機構に及ぼす昼温の影響は異なると考えられた.
収録刊行物
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- 日本作物学会紀事
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日本作物学会紀事 81 (2), 167-172, 2012
日本作物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679264192640
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- NII論文ID
- 130004829703
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- NII書誌ID
- AN00189888
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- ISSN
- 13490990
- 00111848
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- NDL書誌ID
- 023687724
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可