簡単な例題で理解する空間統計モデル(<特集2>始めよう!ベイズ推定によるデータ解析)
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- 久保 拓弥
- 北海道大学大学院地球環境科学研究院
書誌事項
- タイトル別名
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- An introduction to spatial statistical modeling for ecologists(<Feature 2>A starting guide for data analyses using Bayesian estimation)
- 簡単な例題で理解する空間統計モデル
- カンタン ナ レイダイ デ リカイ スル クウカン トウケイ モデル
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説明
観測データの背後にある生態学的なプロセスを特定するときに、データの空間構造に由来する空間的自己相関(空間相関)のある「場所差」はとりあつかいの難しい「ノイズ」である。空間相関のある「場所差」はrandom effectsとして統計モデルの中で表現するのがよい。近年よく使われているGLMMなど簡単な階層ベイズモデルでは空間相関のあるrandom effectsをうまくあつかえない。そこで空間相関をうまく表現できるintrinsic Gaussian CAR modelの概要を説明し、単純化した架空データから得られる推定結果を示す。また階層ベイズモデルが威力を発揮する、欠測のある観測データが与えられた状況での推定結果も示した。
収録刊行物
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- 日本生態学会誌
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日本生態学会誌 59 (2), 187-196, 2009
一般社団法人 日本生態学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679268301440
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- NII論文ID
- 110007340204
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- NII書誌ID
- AN00193852
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- ISSN
- 2424127X
- 00215007
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- HANDLE
- 2115/38997
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- NDL書誌ID
- 10394596
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可