河川中流域の植物群落による有機物と微細砂捕捉機構とその影響(<特集1>河川における粒状有機物の移動と水生生物による利用-河川上流から沿岸海域における各場の特性と共通点)

書誌事項

タイトル別名
  • Mechanisms and effects of trapping suspended sediments and organisms by plant colonies in the mid-reach of river(<Feature 1>Movement and biotic utilization of particulate organic matter in fluvial systems: their general and specific properties between upstream and coastal area)
  • 河川中流域の植物群落による有機物と微細砂捕捉機構とその影響
  • カセン チュウリュウイキ ノ ショクブツ グンラク ニ ヨル ユウキブツ ト ビサイ シャ ホソク キコウ ト ソノ エイキョウ

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抄録

本稿では、河川における抽水植物群落や沈水植物群落を、有機物や微細砂の補足体という視点から捉え、その機構について概説した。はじめに、植物群落内で浮遊物質の沈降が促進されるしくみについて説明したのち、有機物や土砂の沈降による河床環境の改変と同一種による沈水形態と抽水形態の違いが土砂の沈降に与える影響についてミクリの事例を挙げて紹介した。最後に河道内に成立した樹林による土砂の捕捉や河道の環境改変について紹介した。

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参考文献 (22)*注記

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