大学の偏差値と退学率・就職率に関する予備的分析:社会科学系学部のケース (伊藤幸雄教授追悼号)

書誌事項

タイトル別名
  • Preliminary analysis of dropout rate, employment rate and deviation value of University: Case of social science departments (Essays in Memory of the Late Professor Yukio Ito)
  • <研究ノート> 大学の偏差値と退学率・就職率に関する予備的分析:社会科学系学部のケース (伊藤幸雄教授追悼号)
  • 大学の偏差値と退学率・就職率に関する予備的分析 : 社会科学系学部のケース
  • ダイガク ノ ヘンサチ ト タイガクリツ ・ シュウショクリツ ニ カンスル ヨビテキ ブンセキ : シャカイ カガクケイ ガクブ ノ ケース

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抄録

社会科学系学部(約400学部)の偏差値と退学率・就職率をマッチングさせたデータを分析した結果、退学率や就職率は偏差値によってかなりの部分が説明されることが分かった。大学生にとって卒業できるか(退学率が低いか)、就職できるかは、大学生活の満足度を決める主要な要因であるが、偏差値はそれらの指標をかなりの程度代理する。そのため情報の入手しやすさを考慮すると、偏差値による大学選びにはかなりの合理性があると考えられる。だだし、低偏差値の学部では偏差値水準と就職率等の実績が逆転傾向にあるため、低偏差値の学部を選ぶ際には偏差値によらない大学・学部選びにも一定の合理性がある可能性が否定できない。

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