慢性蕁麻疹に対するベシル酸ベポタスチン(タリオン<SUP>®</SUP>錠)の臨床的有用性の検討

古村 南夫, 久保田 由美子, 中山 樹一郎

doi:10.2336/nishinihonhifu.68.69

慢性蕁麻疹に対するベシル酸ベポタスチン(タリオン<SUP>®</SUP>錠)の臨床的有用性の検討

DOI Web Site Web Site 参考文献10件

古村南夫

福岡大学医学部皮膚科学教室
久保田由美子

福岡大学医学部皮膚科学教室
中山樹一郎

福岡大学医学部皮膚科学教室

書誌事項

タイトル別名

Efficacy and Safety of Bepotastine Besilate in the Treatment of Chronic Urticaria
治療慢性蕁麻疹に対するベシル酸ベポタスチン(タリオン錠)の臨床的有用性の検討
チリョウマンセイジンマシンニタイスルベシルサンベポタスチンタリオンジョウノリンショウテキユウヨウセイノケントウ

この論文をさがす

説明

慢性蕁麻疹患者88例を対象にベシル酸ベポタスチン(タリオン^®錠)1日20mgを2週間投与し，そう痒および発斑スコアの推移，効果発現時間，安全性および患者評価によるそう痒スコアについて解析し，臨床的有用性を検討した。全般改善度は77.1％(中等度改善以上)であった。患者評価によるそう痒は投与1日後に69.6％の症例で改善傾向がみられ即効性が示唆された。眠気などの副作用も少なく慢性蕁麻疹に対する第一選択薬として有用と考えられた。