急性骨髄性白血病を合併したSweet症候群

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タイトル別名
  • Sweet’s Syndrome Associated with Acute Myelogenous Leukemia

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説明

経過中に急性骨髄性白血病を合併したSweet症候群の1例を報告した。患者は52才男子で, 発熱, 上肢, 躯幹の有痛性隆起性紅斑を主訴として来院した。生検皮疹の組織学的検査で, 真皮に密に多核白血球の浸潤があつた。皮疹発生48日後, 血液学的諸検査から急性骨髄性白血病合併と診断した。自験例と文献的に収集し得た悪性腫瘍を合併したSweet症候群27例を検索した。その結果, 白血病合併例は21例(11例は急性骨髄性白血病), その他の悪性腫瘍合併例は7例であつた。白血病合併例は中年に, 他の悪性腫瘍合併例は中高年に多かつた。白血病合併例では貧血, 血沈の著しい促進を示す例が多く, 白血球数, 好中球数の増多がないか, またはあまり著しくない例もあつた。Sweet症候群が悪性腫瘍に先行して生じた例は, 白血病合併例では21例中13例と多く, その期間は6日∼4年であつた。他の悪性腫瘍では2例と少なかつた。Sweet症候群と急性白血病とには病因論的関係が推測され, Sweet症候群は急性骨髄性白血病の非特異的皮疹の一つと看做してもしかるべきと考えた。またSweet症候群では経時的血液学的検査が必要と思われた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 47 (1), 3-10, 1985

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (16)*注記

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