1%ルリコナゾールクリーム(ルリコンクリーム1%)の足白癬に対する有用性

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of Luliconazole 1% Cream (Lulicon Cream 1%) for Tinea Pedis
  • 治療 1%ルリコナゾールクリーム(ルリコンクリーム1%)の足白癬に対する有用性
  • チリョウ 1 ルリコナゾール クリーム ルリコン クリーム 1% ノ ソクハクセン ニ タイスル ユウヨウセイ

この論文をさがす

説明

イミダゾール系抗真菌剤である1%ルリコナゾールクリーム(ルリコン® クリーム1%)の1日1回塗布による足白癬に対する有用性を福岡大学病院皮膚科及び関連施設の症例で検討した。その結果,登録症例52例中,有効性評価可能な症例は43例(趾間型25例,小水疱型18例)で,4週後の観察時点における皮膚症状「改善」以上の改善率は趾間型93.8%,小水疱型100%,真菌陰性化率(直接鏡検)は趾間型100%,小水疱型58.3%であった。皮膚症状と菌検査の結果を考慮した総合臨床効果について,「有効」以上の有効率は4週後では趾間型100%,小水疱型58.3%であった。皮膚症状の殆どは塗布1週後から有意に軽快し,特にそう痒については58.8%が1週間以内に消失した。副作用は安全性評価解析対象48例中,1例も認められなかった。以上の結果より,ルリコン® クリーム1%は足白癬の治療に対し速効性のある有用な薬剤であると考えられた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 69 (5), 547-553, 2007

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (12)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ