書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Tuberculid Following BCG Vaccination
- 症例 BCG接種後にみられた結核疹の1例
- ショウレイ BCG セッシュ ゴ ニ ミラレタ ケッカクシン ノ 1レイ
この論文をさがす
抄録
症例は5ヵ月,男児。BCG接種後2ヵ月を経過した頃より,接種部位を中心に浸潤性紅斑が出現し,全身に拡大した。皮膚結核をまず疑い精査を行った。病理組織学的には類上皮細胞性肉芽腫は認めず,湿疹反応であった。抗酸菌染色(Fite法)にて抗酸菌は認めず,組織片からの一般細菌培養,真菌培養,抗酸菌培養はいずれも陰性であった。皮膚組織を用いたPCR法でも結核菌は検出されなかった。以上よりBCG接種後に生じた結核疹と診断した。無治療で経過をみたところ,初診の3ヵ月後には自然治癒した。
収録刊行物
-
- 西日本皮膚科
-
西日本皮膚科 72 (2), 129-131, 2010
日本皮膚科学会西部支部
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679277036416
-
- NII論文ID
- 130004475346
- 10026322166
-
- NII書誌ID
- AN00183881
-
- ISSN
- 18804047
- 03869784
-
- NDL書誌ID
- 10789034
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可