BCG接種後にみられた結核疹の1例

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タイトル別名
  • A Case of Tuberculid Following BCG Vaccination
  • 症例 BCG接種後にみられた結核疹の1例
  • ショウレイ BCG セッシュ ゴ ニ ミラレタ ケッカクシン ノ 1レイ

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抄録

症例は5ヵ月,男児。BCG接種後2ヵ月を経過した頃より,接種部位を中心に浸潤性紅斑が出現し,全身に拡大した。皮膚結核をまず疑い精査を行った。病理組織学的には類上皮細胞性肉芽腫は認めず,湿疹反応であった。抗酸菌染色(Fite法)にて抗酸菌は認めず,組織片からの一般細菌培養,真菌培養,抗酸菌培養はいずれも陰性であった。皮膚組織を用いたPCR法でも結核菌は検出されなかった。以上よりBCG接種後に生じた結核疹と診断した。無治療で経過をみたところ,初診の3ヵ月後には自然治癒した。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 72 (2), 129-131, 2010

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (11)*注記

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