書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Skin Surface Lipids
  • 皮脂の分析-1-正常人背部皮脂のガスクロマトグラフィーおよび薄層クロマトグラフィーによる分析
  • ヒシ ノ ブンセキ 1 セイジョウジン ハイブ ヒシ ノ ガス クロマトグラフ
  • I. Analysis of Normal Skin Surface Lipid by Gas and Thin Layer Chromatography
  • 第1報: 正常人背部皮脂のガスクロマトグラフィーおよび薄層クロマトグラフィーによる分析

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抄録

アセトン拭き取り法で背部の前処理なしの皮脂を採取し, 薄層およびガスクロマトグラフィーで脂質分析, 総脂質脂酸分析, 各脂質画分の脂酸分析を行なつた。薄層クロマトグラフィーによる脂質分析では, 女差はみられなかつたが, コレステロールエステルは高令化により高値を示す傾向が認められた。ガスクロマトグラフィーによる総脂質脂酸構成では, 男女差は認められなかつたが, わずかに女性の方が分散が大で, C16-1は高令化するにしたがい低下し, C16-0は高令化するにしたがつて上昇するような傾向を示した。各脂質画分の脂酸分析では, II画分(遊離コレステロールおよびジグリセライド)では, C16-0, C14-0が高値を示し, III画分(遊離脂肪酸)ではC16-0, C18-1が高値を示し, IV画分(トリグリセライド)は総脂質脂酸構成に類似していた。V画分(コレステロールエステル)では C16-1, C14-1, X4.5.6が上昇しC16-0, C18-1が底値を示した。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 37 (6), 909-917, 1975

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (8)*注記

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