尋常ざ瘡の統計的観察

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タイトル別名
  • Statistical Survey of Acne Vulgaris
  • 尋常〔ザ〕瘡の統計的観察
  • ジンジョウ ザソウ ノ トウケイテキ カンサツ

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抄録

長崎大学皮膚科外来における昭和39年から48年までの10毎間の尋常座瘡について統計的観察をおこなつた。外来患者数にたいする頻度は3.6%であり, 性別では女性が74.2%を占め, やや増加する傾向をみている。発症年令では男性が女性よりもわずかに早く発症している。季節別では秋にもつとも多く(29.6%), これにつづいて夏, 冬, 春の順になつている。増悪因子としては月経, 便秘, 食餌などが多くみられ, 女性においては月経前あるいは月経時増悪を訴えるものが約半数に認められている。治療では脂質代謝改善剤内服例に有効のものが多く, ステロイド外用の長期使用は良い結果をもたらしていない。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 37 (6), 918-923, 1975

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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