魚骨の摘出後発症したフルニエ壊疽の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Fournier's Gangrene Occurring after Removal of a Fish Bone
  • 症例 魚骨の摘出後発症したフルニエ壊疸の1例
  • ショウレイ ギョコツ ノ テキシュツ コウハツショウ シタ フルニエカイタン ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

糖尿病を有する89歳の男性。鯉を食べた数日後,肛門部に疼痛が出現し近医外科を受診した。肛門内歯状線の上部に刺入していた魚骨を摘出された。摘出8日目に臀部痛が出現し,蜂窩織炎の診断で抗菌剤内服にて加療されるも症状は改善しなかった。摘出10日目に施行されたCTにてガス壊疽が疑われたため,当院へ救急搬送され,ガス壊疽,肛門周囲膿瘍,フルニエ壊疽と診断された。肛門直腸膿瘍切開術,デブリードマンを施行し,抗菌剤投与を開始。入院8日目に人工肛門造設術,27日目右除睾術,創閉鎖術を施行した。以後,経過良好であり,入院90日後に他院へ転院した。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 74 (2), 158-160, 2012

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (4)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ