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- 倉橋 智成
- 日本燐酸株式会社硫酸課
書誌事項
- タイトル別名
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- 硫酸の工業的製造方法
- リュウサン ノ コウギョウテキ セイゾウ ホウホウ
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説明
硫酸はあらゆる酸の中で多方面に使用され続けている化学物質の一つであり,その製造には長い歴史がある。硫酸の製造は当初,窒素化合物や硝酸塩を用いる硝酸法から始まったが,製品の濃度が低く不純物が多い事などから近年ではより高濃度,高品質で安価な硫酸が得られる触媒を用いる接触法が確立された。当時は白金触媒が用いられていたが白金が高価なため,現在ではバナジウム触媒が使用されている。現在では硝酸法は姿を消し接触法での製造に至っている。また公害問題がクローズアップされ多くのプラントでは,吸収塔一塔から二塔への二段接触式が採用され転化率(収率)が97%→99.8%まで向上している。当社での実例を交えながら代表的なプロセス技術を解説する。
収録刊行物
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- 化学と教育
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化学と教育 59 (11), 568-571, 2011
公益社団法人 日本化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679282294400
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- NII論文ID
- 110008898227
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- NII書誌ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL書誌ID
- 023333898
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可