硫黄について : 歴史,性質,化学的特徴から生体における役割まで(身近な元素の世界)

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タイトル別名
  • 硫黄について : 歴史,性質,化学的特徴から生体における役割まで
  • イオウ ニ ツイテ : レキシ,セイシツ,カガクテキ トクチョウ カラ セイタイ ニ オケル ヤクワリ マデ

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抄録

硫黄は天然には原油中の硫化水素や二酸化硫黄および各種金属の硫化物,硫酸塩などに存在し,生体内にもタンパク質成分として含まれる。火山国である日本では硫黄泉は人気があり,また「続日本紀」には奈良時代には信濃国からの硫黄の献上が記されているなど,昔からとても身近な存在である。もちろん他国においても錬金術の話にも登場する。そんな硫黄の性質や同素体であるゴム状硫黄の色や様子について,また軟らかいLewis塩基である硫黄と効率のよい資源回収法や生体との関わりなども述べた。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 62 (1), 26-29, 2014

    公益社団法人 日本化学会

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