酢酸製造法の変遷(基礎化学品製造の実際と高校での教育実践)

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タイトル別名
  • 基礎化学品製造の実際と高校での教育実践 酢酸製造法の変遷
  • キソ カガクヒン セイゾウ ノ ジッサイ ト コウコウ デ ノ キョウイク ジッセン サクサン セイゾウホウ ノ ヘンセン

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説明

酢酸の用途は化学工業に限らず食品工業,医薬品製造など,多岐にわたる。本格的な酢酸の工業製造法としては19世紀末に石炭を原料とするカーバイド法に始まり,1950年代に石油化学工業の勃興に伴い原料のアセトアルデヒドがエチレンを原料とする方法に変わり,オイルショック後の石油価格の高騰に伴いメタノールを原料とするカルボニル化法が製造法の主流になっている。酢酸は単鈍な構造ではあるが,その製造法には遷移金属触媒を用いた触媒反応が用いられており,有機化学の発展に貢献している。ここでは酢酸製造法の変遷について解説する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 60 (10), 438-441, 2012

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (3)*注記

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