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- 萩原 俊紀
- 日本大学理工学部物質応用化学科
書誌事項
- タイトル別名
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- クメン法--その中身はどうなっているのか
- クメンホウ ソノ ナカミ ワ ド ウナッテ イル ノ カ
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説明
クメン法は開発されて半世紀以上が経った今でもフェノールの工業的合成方法の主流となっている優れた反応である。高校の教科書にも必ず記載されているが,その反応機構についてはまったく触れられていない。それはこの反応がプロピレンとベンゼンの求電子置換反応,ラジカル連鎖機構によるクメンの空気酸化,アニオン転位を伴うクメンヒドロペルオキシドの酸分解などを含む,高校の有機化学の範囲をはるかに超えた複雑な機構で進行しているためである。本講座では有機化学の基本となる電子と結合の関係から始まって,クメン法の反応機構をできるだけ平易に解説する。
収録刊行物
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- 化学と教育
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化学と教育 59 (10), 510-513, 2011
公益社団法人 日本化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679283695232
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- NII論文ID
- 110008898208
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- NII書誌ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL書誌ID
- 11282269
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可