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- 河原 成元
- 長岡技術科学大学
書誌事項
- タイトル別名
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- 天然ゴムの構造
- テンネン ゴム ノ コウゾウ
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抄録
天然ゴムの末端基は,物性を支配する重要な因子であるといわれているが,その構造は未だに明らかにされていない。この末端基の構造を究明するため,植物資源由来のシスポリイソプレンをモデル化合物とした構造解析および酵素を用いた反応解析が検討された。また,天然ゴム中に存在するタンパク質やリン脂質等の非ゴム成分によって形成される高次構造の解析が検討された。天然ゴムは,平均直径約1μmの天然ゴム粒子が厚さ数〜数十nmの非ゴム成分のマトリックスに分散したナノマトリックス構造を形成し,末端基はマトリックスの非ゴム成分と相互作用していることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 化学と教育
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化学と教育 61 (10), 480-483, 2013
公益社団法人 日本化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679283902720
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- NII論文ID
- 110009674581
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- NII書誌ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL書誌ID
- 024948352
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可