光合成とエネルギー変換(高校生物を化学する)

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  • 光合成とエネルギー変換
  • コウゴウセイ ト エネルギー ヘンカン

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抄録

光合成は明反応と暗反応とからなる。明反応は, 量子収率100%という驚異的な効率の「光→電子→化学」エネルギー変換系で, 「有機物の太陽電池を有機物の導線でつないで行う水の電気分解」だとイメージすればよい(酸化ではO_2が, 還元ではH_2の代わりにNADPHができる)。しかしただの電気分解ではなく, 「電流」の通過に伴って膜(チラコイド膜)の外側から内側にプロトン(H^+)が輸送され, できたH^+濃度差を駆動力としてATPを合成する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 46 (6), 338-341, 1998

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (3)*注記

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