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- MIYANO Sotaro
- 東北大学工学部応用化学科
Bibliographic Information
- Other Title
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- 分子の種類を分ける : クロマトグラフィーの利用(化学への招待)
- 分子の種類を分ける--クロマトグラフィーの利用
- ブンシ ノ シュルイ オ ワケル クロマトグラフィー ノ リヨウ
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Abstract
ピンは数百万円もする高速液体クロマトグラフィー装置から, キリは濾紙クロマトグラフィーに至るまで, ○○クロマトグラフィーと名のつく分離法, 分析法は多い。しかし共通するのは固定相に流体(移動相)を流して試料(溶質)を空間的に移動することによって各成分を分離することである。「クロマトグラフィー」という言葉はもともと植物色素が粉末を充填したカラム内で何種類かの帯状となって分離されたことから, ギリシャ語のchroma(色)+graphos(描く)に由来する。本稿では, 一様に見える身近な"もの"(たとえば水性黒インク)も多くの成分(この場合は色素)を含む混合物であることを, 簡単なクロマトグラフィーの実験によって体験するとともに, "もの"を, それを構成する成分に, すなわち分子の種類ごとに分ける手段として, クロマトグラフィーが広く利用できることを解説する。
Journal
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- CHEMISTRY & EDUCATION
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CHEMISTRY & EDUCATION 36 (2), 166-169, 1988
The Chemical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679284851584
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- NII Article ID
- 110001827350
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- NII Book ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL BIB ID
- 3220784
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed