薬物の作用と代謝(くすりの世界)

  • 東 洋
    東京医科歯科大学医用器材研究所

書誌事項

タイトル別名
  • 薬物の作用と代謝
  • ヤクブツ ノ サヨウ ト タイシャ

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抄録

種々の経路を介して投与された薬物が, 目的の薬効を発揮するためには, 作用部位において有効濃度を維持する必要がある。有効濃度は, 用量, 吸収とその速度, 臓器・組織への分布, 血中・組織における蛋白との結合, 代謝のされ方, および排泄速度などの各種要因のみならず, 複数の薬物の併用, 投与回数, 年齢, 個体差, 性差, 肝・腎疾患の有無などによって大きく影響される。薬物を効果的かつ安全に使用するためには, これらに関する詳細な情報が必要である。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 46 (10), 610-613, 1998

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (3)*注記

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